2025年10月28日に浅川兄弟資料館の前庭に建設された碑閣『露山閣』の竣工式が行われました。
その記念として、北杜市立甲陵中学校3年生による演劇が行われ、ご観覧くださった駐横浜大韓民国総領事館の南相圭(ナム・サンギュ)副総領事が感銘し、韓国本国へ『韓国外交部長官賞』への推薦をしてくださり、受賞することになりました。
↑2025年10月28日の上演の様子
↑出演者や関わったの3年生の皆さん
2026年2月27日、総領事館関係者の方々がご来校くださり、
受賞の伝達授与式が甲陵中学校で行われました。
↑南相圭副総領事(左)と甲陵中学校・古屋啓一校長(右)
↑南副総領事より花束・記念品の贈呈
〜南副総領事からのご挨拶〜
「昨年10月にこの演劇を観て感激し、韓国外交部長官賞へ推薦しました。
浅川巧さんは韓国の山と民芸を愛し、
韓国人の心の中に残っている素晴らしい方です。
国交正常化60周年の記念の年に、演劇を通じて韓国を理解する
浅川巧先生の心を感じることができました。
過去に不幸な時代がありましたが、外交は将来がなければ意味がありません。
巧さんを通じて韓国を好きになり、仲良くできる関係性を築くために、これからの60年を担う、中学生の皆さんは明るい時代につなげていくことを期待します」
↑甲陵中学校3年生全員も一緒に
演劇「種蒔く人〜浅川巧」は古屋啓一校長が2011年、
当館も協力させていただき、脚本を完成させたものです。
初演は2011年、その後同年7月、翌年2012年と続きました。
2012年文部科学省「人権教育に関する特色ある実践事例」として取り上げられました
〜10月28日上演した生徒さんの言葉〜
「私達は何回か練習を重ねる中で、巧さんについて良く調べようと思い、様々な本を読みました。すると朝鮮を見下すような日本人が多かった時代に、巧さんは朝鮮の人々を自分と対等に見て、尊重したことを知り、それはとても勇気のいる大きなチャレンジだったと思います。それを知ったことで劇に対する取り組みも、より有意義なものになりました。この劇を通じて浅川巧さんの素晴らしさを伝えていきたいと思います」
〜古屋校長の言葉より〜
学園祭などでの上演を含め、今回で7度目の上演となりました。
今まで演じた生徒たちは「世界平和」「人権擁護」「優しさと信念の強さ」
など多くのことを学びました。
甲陵中学校では、今後も様々なことを心に受け止めること、
またそれを広く発信することで、少しでも日韓友好を含めた平和な社会の
創生とそれを創る個々の成長を促していきたいと考えています。
以上、古屋校長はじめ生徒さんたちのご尽力が報われ、
名誉ある賞を受賞され、おめでとうございます。
地元出身の浅川兄弟から世界を読み取る一つの視座に
なってくれるこの演劇は北杜市の財産です。
今後もずっと甲陵中学校で引き継がれることを願っております。
