【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2009年11月15日日曜日

浅川講座第5回目の報告


11月14日土曜日、午後1時30分より、
資料館2階の視聴覚室で、
本年度第5回目となる浅川兄弟講座が開かれました。

兄弟が八ヶ岳の風土から得たものを探る、というテーマで、
タイトルは、「浅川兄弟と八ヶ岳南麓 ~ その時代と風土 ~ 」。

小澤龍一氏(小説「白磁の人」映画制作委員会事務局長)と
当館学芸員の澤谷滋子を講師に、
2時間近くにわたり、対談形式で、
熱のこもった講義が展開されました。

浅川巧が7歳のときに経験した、
隣村谷戸村の水害のようす(1村で死者55人負傷者51人)。

16歳の農林学校時代に経験した山梨県下の大水害。
山の荒廃が招いた、人災といえるこれらの災害の背景と、
朝鮮半島の禿山との共通点に、話は及びました。

朝鮮総督府農商務省農務局に勤めていた、
日野春村(現長坂町)の三井栄長(1879-1953)についてや、
浅川兄弟生家近辺の縄文時代の遺跡や
出土品の意匠についても話が広がりました。

当日の飛び入りも含め、20名を越える参加者の皆さま方も、
熱心に耳を傾けてくださいました。
中には毎回欠かさず、
ご参加いただいている方々もいらっしゃいます。

さて本年度の講座も残すところあと1回、
次回は来年3月13日の土曜日、
同じ時刻、同じ会場において開催されます。

講師には「朝鮮の土となった日本人」の著者、
高崎宗司先生をお迎えし、
この一年の浅川兄弟をめぐる新しい動きについて、
お話いただく予定です。
ご期待ください。


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