左が「青磁鉄絵楊柳之筒型瓶」、
高さは約30センチほど。
右が「青磁竹節形瓶」で、
こちらは高さ36センチ。
どちらも柳海剛(1884-1993)の作品です。
柳海剛は、ソウル生まれ。
17歳の時、博物館で目にした高麗青磁に魅せられ、
その復興に生涯を捧げた方です。
また古陶磁蒐集や研究にも尽力しました。
前回、ご紹介した池順鐸に先立ち、
人間文化財第1号に指定されています。
伯教と親交があり、
白土が出る場所を教わったり、
伯教の紹介で、京都の高麗焼で
青磁製作の技術を修得したりということが
あったようです。
伯教は目立たないところでも、
「いい仕事」をしていたと言えるでしょう。