韓国の陶磁器を復興させ、
現代の繁栄の礎を築いた人です。
韓国の人間文化財第4号に指定されています。
前回ご紹介したとおり、若い頃は、
伯教の通訳兼道案内役をつとめていました。
伯教と出会ったことで、人生が変わったようです。
初めて高麗青磁の再現に成功した作品は、
伯教が高価で買い上げています。
資料館には現在、
その池順鐸の青磁の作品が2点、
展示されています。
一つは上の写真の「青磁陽刻葡萄文瓶」。
高さ65センチの大作で、
葡萄の実や葉や蔓に加え、
愛嬌のある人間も二人、
浮き出るように描かれています。
そして、もう一つは高麗青磁独特の、
象嵌(ぞうがん)という技法を使った、
「青磁象嵌梅瓶」。