【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2010年6月23日水曜日

『巧の日記』を読む

6月も下旬ということで、
生涯学習センター(たかね図書館と当資料館が入っている建物です)

ロビーに笹がお目見えしました。



毎年、たかね図書館の方々が設置してくださっています。

短冊もありますので、お星さまにお願いをしたためるもよし

今年下半期の抱負を掲げるもよし、是非ご利用下さい。


さて6月19日(土)、今年度2回目の浅川講座が開かれました。

講座名は『「巧の日記」を読む』。


浅川巧の日記を、

市内で朗読の活動をなさっている下條順子氏の朗読と、

当館学芸員の解説で読み解き、

その後参加者の皆さんとディスカッションをしました。


朗読中の下條先生

当日は飛び入り参加も含め、

20名を超える方々にお越し頂き大盛況でした。

熱心にメモを取る参加者の方もいらっしゃって

充実した時間になったのではないでしょうか。


講座の中で

「朝鮮民族美術館を設立するにあたり、

資金はどうやって集めたのですか」

との質問があがりましたので、

その回答をここでも少し述べたいとおもいます。


はじめ伯教や巧、また柳宗悦は自分のお金をつぎ込み、

古物商で美術品を購入していました。


その後、柳が雑誌「白樺」にて資金呼びかけを行ったほか

柳の妻で声楽家の兼子が開いた音楽会の

収益を美術館設立にあてました。

朝鮮民族美術館設立には、

家族の理解と協力が欠かせないものでした。


かつて朝鮮民族美術館のあった景福宮緝敬堂。

現在は補修され、見学することもできます。

ソウルにご旅行の際には、

足を運んでみてはいかがでしょうか。


今回は1月分を読み解きましたが、

続きは7月17日の講座で行います。


全6回ですが、1回毎の参加も可能です。

参加ご希望の方は資料館までご連絡ください。