【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2010年5月26日水曜日

韓国の布を知ろう

去る5月22日(土)午後1時30分より、
高根農村環境改善センターにおいて、
平成22年度の皮切りとなる浅川兄弟講座が
開催されました。
「韓国の布を知ろう」というテーマで、講師に
POJAGI NAVI主催の金 仁淑さんをお迎えして、
韓国の様々な布のおはなしを伺いました。

韓国の伝統的な苧麻、大麻、絹、木綿といった布の
種類や歴史、現在の事情などをおはなし頂いた後、
実際に布の手触りを比較。

なかなか市場に出回らない、貴重な布の感触を確かめました。


韓国の伝統手工芸のひとつ「ポジャギ」は
「褓子器」と書き、語源は「子どもや大切なものを
包むもの」という意味。

日本で言えば、風呂敷や袱紗のように使われる
布の総称です。

ポジャギの技法は、昔から家庭婦人のたしなみとして、
母から娘へと伝えられてきましたが、現在の韓国では、
作り手がほとんどいなくなってしまったとのこと。
かえって日本で、ポジャギ熱が高まっているようですよ。

当日は、参加者の皆さんと、韓国の布(表布は熟庫紗=スッコサ、
裏布は老紡=ノバン)で巾着をつくりました。

巾着は「チュモ二」といい、かつての韓国では、男性にも
女性にも必需品の布小物。
韓服にはポケットがないため、お金からおやつまで、
大切なものはチュモニに入れて持ち歩いたそうです。

製作中は皆さん真剣そのもの。


2時間弱で完成した作品を手に、
にこやかな集合写真です。