平成29年度事業予定

平成29年度 休館日
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 3月 5(月)、12(月)、19(月)、26(月)、30(金)

2009年5月22日金曜日

浅川兄弟って、こんな兄弟です!

 浅川伯教(のりたか)と浅川巧(たくみ)は、明治時代半ばに今の山梨県北杜市高根町に生まれ、朝鮮工芸の美に魅せられ、研究した兄弟です。

当時の朝鮮半島と日本は、日本が朝鮮半島を統治するという、不幸な関係にありました。そんな時代の中で、兄の伯教は、朝鮮陶磁史の研究にその生涯を捧げ、弟の巧は朝鮮の山と工芸、そして朝鮮の人々を敬愛したことで、人々の心の中に深く刻まれ、今にいたるまで語り継がれることになりました。

伯教は、朝鮮半島に渡ったのは、1913(大正2)年。学生時代に甲府で、朝鮮の美術に魅了されたのがきっかけでした。
半島では700箇所にも及ぶ朝鮮王朝陶磁の窯跡を調査しました。陶磁器の時代的変遷を明らかにした研究成果は、朝鮮陶磁史の基本文献としてまとめられ今日に至っています。 
 
弟の巧は、兄を慕って翌年に半島に渡り、林業技師として荒廃した山々の緑化に奔走します。そのかたわら、兄とともに「朝鮮白磁」をはじめとした朝鮮陶磁の研究に心酔し、名著『朝鮮陶磁名考』を書き残しただけでなく、木工芸品の中に民衆芸術の美を見出し、優れた文化として日本に紹介しました。
兄弟の考え方は、柳宗悦の民芸運動の理念に大きな影響をあたえています。

日本の植民地支配の時代にあって、朝鮮語を自ら学び、話し、朝鮮民族の文化を尊重し、人々と奢ることのない交流をもった巧は、1931(昭和6)年、40歳の若さで朝鮮の土となりましたが、今もソウル市忘憂里(マンウリ)にある墓は、彼を慕う韓国の人々によって守られ続けています。

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