【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2010年10月22日金曜日

浅川兄弟がいた甲府を歩く

10月9日(土)に、第4回浅川兄弟講座
「浅川兄弟がいた甲府を歩く」の見学会が行われました。
当日は朝から雨模様でしたが、
参加者の皆さんは傘をさしながら、

まず、浅川政歳家の墓参をしました。

墓参の様子です

浅川政歳は農林学校時代の親友で、

後に巧の義弟となった人です。


巧の最初の妻・みつゑの墓は、
実家である浅川政歳家の墓地内に
「東向きに十字架を立てて」あったと、
巧の日記に書かれています。
1922(大正11)年の年越しに、
巧は龍岡の政歳宅を訪れ、
政歳、娘の園絵とともに
みつゑの墓参をしました。

次に訪ねたのは、巧が1907(明治40)年から
1911(明治43)年まで通った
(旧竜王村)赤坂の山梨県立農林学校跡地です。

巧は第4期生として入学。
兄・伯教と旧池田村に住んでここへ登校しました。
池田村では、小宮山清三と懇意になります。
彼との交際を通して、朝鮮に関心を抱いたり、
甲府メゾジスト教会で受洗したりと、
兄弟にとって、伯教より4歳年上の小宮山は、
示唆に富んだ人物であったと言えるでしょう。


小宮山家では、清三の孫に当たる小宮山要さんから、
貴重な資料ともども、ご説明をいただきました。

▲小宮山家にて
午後は甲府教会にて、金明淑牧師から
メソジスト教会についてのお話を伺うことからスタートしました。



▲メゾジスト教会にて
朝鮮で兄弟は明洞教会に所属しており、

当時の教会内の雰囲気などについても言及され、

参加者の方からも活発に質問が寄せられました。

その後、小宮山清三が使用していた文庫蔵が

移築されている中央市へ移動し、
当主の志村美郎氏からお話を伺うとともに、
蔵内の見学をさせていただきました。
▲移築された文庫蔵
梁や階段などは、往時を偲ばせる
しっかりしたつくりで、この蔵に伯教も巧も、
そして柳宗悦も入ったのだと、しみじみ見入ってしまいました。
木喰仏が何処で発見されたのかなど、
話題に事欠かない見学時間でした。

最後の見学場所、県立農林高等学校100周年歴史館内の

浅川巧コーナーでは、野田光彦先生に、
在学中の巧に関する資料を説明していただきました。
▲農林高校にて
通信簿や『神農』に寄稿したページなど、
学生時代の巧が、
実に生き生きと活動していたことが見て取れました。
兄弟が甲府で過ごした数年は、
その後の彼等の人生に、
大きな指針となったことは間違いないでしょう。