8月21日(金)、早稲田大学の学生19人と、
高麗大学・朝鮮大学(韓国)の学生20人が集まり、
「日韓の新たな地平ー浅川巧に学ぶ」をテーマに
日韓未来構築フォーラムが開かれました。
前日夕方、日本に着いた韓国の学生たちは
即、日本の学生たちとお酒を酌み交わし、
翌日さっそく、浅川兄弟の資料館を見学。
墓地や生家跡も訪ね
浅川兄弟が育った八ヶ岳南麓の風土と
1910年前後のこの地域の歴史に触れました。
このあと、浅川巧ゆかりの「チョウセンゴヨウ」の苗木が
辛昌錫氏から寄贈され、
記念植樹が高麗大学・朝鮮大学・早稲田大学の学生代表によって、
チョウセンゴヨウが植えられました。
<植樹された「チョウセンゴヨウ」> <植樹の記念プレート>
午後からは、小説『白磁の人』著者江宮隆之氏の講演や、
丁讃宇(ジョン チャヌ)氏のバイオリンコンサート。
丁氏は、金大中氏を偲ぶ心温まるメッセージとともに
「アベ・マリヤ」「イムジン河」などを演奏。
最後、いよいよ5グループに別れて学生の意見交換会です 。
両国の関係、歴史、文化など90分間
市民の参加も得て、活発に意見が交わされました。
長い一日でした。
二国間の歴史認識の共通点と違いを改めて知り、
今、浅川兄弟を手段として、未来のために私たちは
何をしていかなければならないかを
模索した一日となったようです。
「少なくとも、浅川兄弟がいたことで、僕たち韓日の学生は
今日ここに集まっている、言葉をかわしている」
と、発表する韓国の男子学生に、多くの学生がうなずきました。
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