【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2024年2月15日木曜日

「語り」を記録収集しています

 今年は浅川伯教が亡くなってから60年がたち、巧が亡くなって93年経ちました。

兄弟にゆかりのある方々も少なくなってきています。

そんな時代になってきたので、さまざまな分野でご活躍の方々が浅川兄弟について

語っていただく映像を今、少しずつ録画し集めています。

皆さまには快くご協力いただき深く感謝しています。

それぞれの分野からのアプローチで、兄弟を語って頂くことで、兄弟の実像が浮かび

上がってくるのではないかと思います。

それらの記録は資料館の大切な「映像オーラルヒストリー」となります。

そして編集して展示室でもご覧いただけるようにする予定です。

先日は東京へ、東京藝術大学の片山まび教授と日本民藝館の杉山享司常務理事に

お忙しい中お時間を作っていただき、お話をお伺いいたしました。

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<片山まび 教授>東京藝術大学 美術学部 美術学科工芸史教授 日本・東洋美術史

大学時代に朝鮮陶芸史に興味を持ち、ソウル大学でも学び、その中で伯教の旧窯跡研究を

高く評価されています。

伯教の朝鮮の人々や文化をみつめる眼について語っていただきました。


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<日本民藝館 杉山享司 常任理事> 

長年日本民藝館において学芸員としてもご活躍された方です。

浅川兄弟が柳宗悦氏へ与えた影響の大きさや、また木喰仏との接点に兄弟がいたことなど、

柳宗悦氏、浅川伯教・巧との関わりの大きさまた人間的な絆の深さなどを語っていただけ

ました。

それは巧が亡きあと、未亡人となった咲さん、娘の園絵さんが引き上げ後、日本民藝館に

居住しながら亡くなるまで日本民藝館に尽くしたことは巧と柳宗悦氏との絆の深さを表して

いるというお話でした。


●今年は1923年に開館した「朝鮮民族美術館」100年目の年にあたり、今夏には

日本民藝館でも柳宗悦氏が持ち帰った朝鮮民族美術館旧蔵品100点から選ばれた

当時の朝鮮半島の品々による企画展があるそうです。それらのもつ美しさは柳宗悦氏

浅川兄弟の3人の美学を感じ取れるものだと思います。

是非行かれてみてはいかがでしょうか?

( 日本民藝館企画展 会期2024年6月15日~8月25日)

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今までにインタビューにご協力いただいた方々は、河正雄さん、小説「白磁の人」著者

の江宮隆之さん、児童文学作家で小説「かけはし~慈しみの人・浅川巧」著者の

中川なをみさんです。

今後の予定は山梨英和大学教授・李尚珍(イ・サンジン)さん、写真家 藤本 巧さん。

今後もおたずねする方を増やしていきたいと思います。


2024年2月9日金曜日

今年は浅川伯教 生誕140年 没後60年です

 浅川伯教は1964年(昭和39年)1月14日、80歳で逝去しました。

生誕140年、没後60年になります。

1945年の敗戦後、GHQの要請もあり、また本人も「朝鮮にいられるだけいたい」と娘さんにも話していたそうで、それまで蒐集、研究していた朝鮮半島の民芸品や古陶磁の分類や整理のための仕事に1年間を費やし、家族より遅く1946年に帰国しました。

その際、伯教は私蔵の工芸品3000余点と陶片30箱を民族博物館へ寄贈し、それらはその後、韓国国立中央博物館に受け継がれ、韓国藝術を知るなかでとても重要な資料となっています。

お墓は東京都渋谷区広尾にある臨済宗妙心寺派のお寺「東北寺」にあります。

韓国で幼く失った息子さんも墓誌に刻まれています。

現在では、伯教の2人の娘さんである『牧栄さん、美恵子さん』のお子様たち(伯教のお孫さんにあたる)は千葉、東京でお元気にお暮しになっています。

このお墓には、伯教の家族の他にも、巧の奥様である咲さん、娘の園絵さんも眠っています。

咲さん、園絵さんは敗戦後の1945年帰国後、1947年から柳宗悦氏のはからいで日本民藝館で28年にわたり居住しながら働いていました。園絵さんは柳宗悦氏の右腕として信頼熱く仕事をされていたそうです。

先日2月5日に、地元の顕彰団体『浅川伯教・巧兄弟を偲ぶ会』の代表者さんがお墓参りに行かれたというので、写真をお借りしました。

墓誌に刻まれた文字を記載いたします

浅川 寧悦(ヤスヨシ)   昭和10年 9月 没   享年 9歳     <伯教の次男>

浅川 伯教       昭和39年 1月14日没  享年 81歳    

浅川 二四夫(ニシオ)  昭和26年 4月28日没  享年 30歳     <伯教の長男>

浅川 たかよ      昭和45年 1月17日没  享年 84歳     <伯教の妻>

浅川 さく       昭和51年 10月19日  享年 82歳      <巧の妻>

浅川 園絵       昭和51年 11月13日  享年 59年      <巧の娘>

※墓誌でもわかるように園絵さんはそれまでお元気だったのに、母親の『さく』さんを亡くしたわずか1か月以内に後を追うように亡くなってしまいました。


2月5日 偲ぶ会の方々が墓参されました



2023年11月2日木曜日

11月19日は どなたでも観覧料無料です

 11月20日は 山梨県「県民の日」です。

当館ではその日は休館日にあたるため、前日の19日に「県民の日」に際して

観覧料無料といたします。

どちらからお越しかの集計をさせていただきたいので、いったん受付を済ませてから、ご観覧ください。ご協力お願いいたします

北杜市内では「北杜市郷土資料館」、「北杜市考古資料館」、「平田家」は従来通り11月20日(月)が観覧料無料の日になります

2023年10月4日水曜日

10月28日(土)、29日(日)に車でご来館予定の方へ

 10月28日(土)、29(日)は当館駐車場にてイベントが開催されるため、駐車することができません。

臨時駐車場まで当日の誘導員に従ってください。

大変ご迷惑をおかけしますが、ご了解いただけますようお願いいたします。



2023年9月6日水曜日

北杜市・抱川(ポチョン)市姉妹都市交流20周年記念(「浅川兄弟記念公園」の整備)

 2003(平成15)年3月21日に「北杜市・抱川市姉妹結縁締結」から今年で20年経過したことを記念して、8月4日~6日にかけて韓国京畿道抱川市より、白永絃(ぺク・ヨンヒョン)抱川市長を団長とした22名の訪問団が来訪され、 上村北杜市長はじめ北杜市民との交流を深めました。

6日には当館を熱心に見学してくださり、式典後、当館の南側に位置する『浅川伯教・巧兄弟記念公園』の竣工式と『チョウセンゴヨウ松の記念植樹』を行いました。


↑来賓の方々と共に公園竣工記念テープカットを行いました。
(左から 清水光偲ぶ会会長◆河正雄(ハ・ジョンウン)様◆京畿道議会議員尹忠植(ユン・チュンシク)様◆白永絃(ペク・ヨンヒョン)抱川市長◆駐横浜大韓民国領事館金玉彩(キム・オクチェ)総領事◆上村北杜市長◆浅川力三山梨県議会議員
◆福井太一山梨県議会議員◆福井俊克北杜市議会議長◆小林明北杜市副市長)

公園には河正雄(ハ・ジョンウン)様が石像(済州島トルハルバン)や庭石を寄贈してくださったことがきっかけとなり、ソウル市忘憂里共同墓地にある浅川巧のお墓にある顕彰碑の同サイズのレプリカも設置いたしました。

それは韓国の方々にいかに巧が慕われていたかが偲ばれるもので、1984年に韓国林業試験場の巧の後輩にあたる方々により【韓国の山と民藝を愛し、韓国人の心の中に生きた日本人、ここ韓国の土となる】とハングルで刻まれています。

白永絃抱川市長のごあいさつでは「浅川巧先生が朝鮮半島の緑化事業に強い熱意をもって作られた抱川市国立樹木園は現在ではユネスコ生物圏保全地域に指定された大韓民国を代表する樹木園であり、山林資源研究の大変重要な役割を果たしております」と語ってくださいました。

現在は百日紅の大木の花も満開で、芝も安定してきました。

当館のみならず、たかね図書館ややまびこホールへお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。

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ここであらためまして、上村 北杜市長からの挨拶を紹介させていただきます

<挨拶> 

浅川伯教・巧兄弟記念公園は、抱川市との姉妹都市交流20周年事業の一環として、このたび整備を行いました。関係者及び庭石や公園碑をご寄贈いただいた河正雄様、浅川伯教・巧兄弟を偲ぶ会の皆様に心から感謝申し上げます。

巧が働いていた林業試験場があったことが縁となり、抱川市との間で姉妹結縁が締結され、これまで様々な交流が続けられました。

この公園には、ソウル忘憂里共同墓地にある巧の墓の脇に林業試験場の同僚の方々が建立した巧の記念碑のレプリカを設置しました。巧の生き方を端的に顕した記念碑をも見ることで、多くの方に巧の精神に触れていただきたいと思います。

また、公園には抱川市との交流20周年を記念し、チョウセンゴヨウマツを植樹しました。韓日多くの方々の努力で開いてくださった交流も20年を迎えることができました。このチョウセンゴヨウマツが日々成長していくように、抱川市との交流も50年、100年と続けられ、友好交流の大樹と育てていきたいと願っております。

本市としましては、これからも浅川兄弟の精神の継承に努め、この公園を北杜市と抱川市、日本と韓国の末永い友好のシンボルとしていきたいと思います。

                     2023年8月6日  北杜市長 上村 英司






2023年7月13日木曜日

「北杜市・韓国抱川(ポチョン)姉妹都市交流」   20周年記念写真パネル展 開催中

2023年 6月10日(土)~11月12日(日) 10:00~17:00(入館は16:30まで)

浅川伯教・巧兄弟資料館 2階展示室     ★この写真展のみは無料です 

<休館日は下記の浅川兄弟資料館と同じです>


 今年は北杜市と浅川巧が勤めていた林業試験場があったことがご縁で、
韓国抱川(ポチョン)市が2003年に姉妹結縁を締結してから
20年の節目を迎えました。
抱川市と北杜市となってからも文化交流や中学生のホームステイ事業、
職員相互派遣交流などが行われてきました。
姉妹結縁締結から20年、交流の歩みを振り返るとともに、
姉妹都市抱川市の魅力をお伝えします。


これを記念して8月4日~6日に間、白永絃(ペク・ヨンヒョン)抱川市長をはじめとする
24名の訪問団が北杜市に来訪し、イベントなどに参加し、市民との交流を深めます。
8月6日には「北杜市・抱川市姉妹結縁20周年記念」として、
『浅川伯教・巧兄弟記念公園竣工式典』を行い、
「浅川巧墓地にある顕彰碑レプリカの設置」と
「チョウセンゴヨウの植樹」を行います。

2023年1月25日水曜日

久々の韓国訪問 2023年1月11日~13日

 コロナ禍の約4年間では韓国訪問が叶いませんでしたが、2023年1月11日から13日まで、やっと韓国を訪問することができ、巧さんの墓参と抱川(ポチョン)市との姉妹結縁20周年の交流内容についての協議を行いました。

(現在は忘憂(マンウ)歴史文化公園という名称になった墓地内にある巧のお墓)

上村北杜市長、福井議会議長にとっては初訪問であり、1日目には社団法人・ソウル国際親善協会の李淳柱(イ・スンジュ)会長のご手配によって浅川巧の墓参を行いました。在大韓民国日本国大使館公務文化院の中條一夫院長(公使)、国際交流基金ソウル日本文化センターの加藤剛(タケシ)所長、清州大学校の閔徳基(ミン・ドッキ)名誉教授、高麗大学の嚴仁卿(オム・インキュン)教授、財団法人・蘇湖文化財団の金炳允(キム・ビョンユン)理事長、鄭好蓮(チョン・ホヨン)さん、李熙健(イ・ヒゴン)財団など、浅川巧を敬愛する多数の韓国関係者も参加してくださいました。

2日目は抱川市を訪問し、白永紘(ペク・ヨンヒョン)抱川市長、チョン・ドクチェ副市長の歓迎を受けました。



今年が「姉妹結縁20周年」に当たることから、記念式典を行うための協議や姉妹結縁の継続を確認するために『覚書』に両市長が署名を行いました。また抱川市には指名結縁のきっかけになった浅川巧が働いていた当時の中部林業試験場がありましたが、現在は韓国の人々の憩いの公園となっている『国立樹木園・光陵(クァンルン)の森』を見学させていただきました。

                          館長 比奈田 善彦

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巧のお墓について。。

巧の勤めていた林業試験場の後輩の後輩にあたるのちの場長になった趙在明(チョ・ジェミョン)さんが巧のお墓の使用許可書に『親戚』と記入して許可を得たことで、墓地の存続が維持できました。

1984年にその趙さんが中心になり、当時の林業試験場の職員一同で記念碑が建てられました。そのハングルの碑文には『韓国の山と民藝を愛し、韓国人の心の中に生きた日本人、ここ韓国の土となる』と刻まれています。

(伯教デザインの白磁の壷をかたどった墓標)

高崎宗司著「朝鮮の土となった日本人」から引用すると、「夫と娘一人残して死んだが、びっくりするくらい頻繁に墓参りをするので、彼女らが<両手、両膝>をついた場所・八か所の芝が死んだ。それを見て、韓国人たちが感銘を受けた」という話が書かれています。