【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2010年10月23日土曜日

11月 休館日のお知らせ

秋も深まり、資料館駐車場の植木も

すっかり赤く色づきました。





先日の浅川講座では、

下條先生がご自宅の柿の枝を持参して下さいました。



北杜では甲州丸という柿がよくつくられています。

干し柿にすると絵になりますし、甘くてとても美味しいです。

是非味わってみてくださいね。


さて11月の休館日をお知らせします。

1日、8日、15日、22日、29日、30日は休館いたします。

また、浅川資料館の向かいの高根郷土資料館ですが、




改装に伴いまして、11月よりご利用いただけませんのでご了承ください。

浅川資料館は、平常通り開館しております。

2010年10月22日金曜日

浅川兄弟がいた甲府を歩く

10月9日(土)に、第4回浅川兄弟講座
「浅川兄弟がいた甲府を歩く」の見学会が行われました。
当日は朝から雨模様でしたが、
参加者の皆さんは傘をさしながら、

まず、浅川政歳家の墓参をしました。

墓参の様子です

浅川政歳は農林学校時代の親友で、

後に巧の義弟となった人です。


巧の最初の妻・みつゑの墓は、
実家である浅川政歳家の墓地内に
「東向きに十字架を立てて」あったと、
巧の日記に書かれています。
1922(大正11)年の年越しに、
巧は龍岡の政歳宅を訪れ、
政歳、娘の園絵とともに
みつゑの墓参をしました。

次に訪ねたのは、巧が1907(明治40)年から
1911(明治43)年まで通った
(旧竜王村)赤坂の山梨県立農林学校跡地です。

巧は第4期生として入学。
兄・伯教と旧池田村に住んでここへ登校しました。
池田村では、小宮山清三と懇意になります。
彼との交際を通して、朝鮮に関心を抱いたり、
甲府メゾジスト教会で受洗したりと、
兄弟にとって、伯教より4歳年上の小宮山は、
示唆に富んだ人物であったと言えるでしょう。


小宮山家では、清三の孫に当たる小宮山要さんから、
貴重な資料ともども、ご説明をいただきました。

▲小宮山家にて
午後は甲府教会にて、金明淑牧師から
メソジスト教会についてのお話を伺うことからスタートしました。



▲メゾジスト教会にて
朝鮮で兄弟は明洞教会に所属しており、

当時の教会内の雰囲気などについても言及され、

参加者の方からも活発に質問が寄せられました。

その後、小宮山清三が使用していた文庫蔵が

移築されている中央市へ移動し、
当主の志村美郎氏からお話を伺うとともに、
蔵内の見学をさせていただきました。
▲移築された文庫蔵
梁や階段などは、往時を偲ばせる
しっかりしたつくりで、この蔵に伯教も巧も、
そして柳宗悦も入ったのだと、しみじみ見入ってしまいました。
木喰仏が何処で発見されたのかなど、
話題に事欠かない見学時間でした。

最後の見学場所、県立農林高等学校100周年歴史館内の

浅川巧コーナーでは、野田光彦先生に、
在学中の巧に関する資料を説明していただきました。
▲農林高校にて
通信簿や『神農』に寄稿したページなど、
学生時代の巧が、
実に生き生きと活動していたことが見て取れました。
兄弟が甲府で過ごした数年は、
その後の彼等の人生に、
大きな指針となったことは間違いないでしょう。

2010年10月21日木曜日

浅川講座「巧の日記を読む」のお知らせ

次回の浅川講座


「巧の日記を読む(第5回)」のお知らせです。

10月23日 午後1時30分から

資料館2階の視聴覚室にて行います。


下條順子氏の朗読と当館学芸員の解説で、

浅川巧が朝鮮での暮らしを綴った日記の

5月分を読み解きます。

5月は、巧自身が信仰したキリスト教に関して、

また李氏朝鮮王妃の閔妃や、李垠と方子女王との子

李晋についての記述が見られます。


 当時、朝鮮に生きた1人の日本人の飾らない日記から、

当時の時代背景が生き生きと浮かび上がります。

 参加をご希望の方は、

資料館(0551-42-1447)までご連絡ください。


※資料代として各回500円を頂いております。

各回毎のご参加、また当日のご参加もお待ちしております。

2010年10月2日土曜日

「巧の日記を読む」が行われました

9月25日に、


浅川兄弟講座1 『巧の日記を読む』が行われました。
今回は大正11(1922)年4月の日記を読み解きました。  



4月は文中に多くの植物名が登場します。
ツツジやシラカバなど私たちに馴染みの植物が、
当時の様子をより生き生きと

浮かび上がらせてくれるように思います。
巧さんも朝鮮の花々を見て、

故郷を思い出すことがあったかもしれませんね。


◆次回の浅川講座1『巧の日記を読む』は

10月23日(土)
時間は、13:30~15:00

高根生涯学習センター視聴覚室にて行います。

(各回ごとのご参加も可能です)




お問い合わせお申込は、

浅川伯教・巧 兄弟資料館(0551-42-1447)

までお願いいたします。

10月 休館日のお知らせ

10月に入り、朝晩に四季の移ろいを感じます。
「秋」という言葉の起源は、
『収穫がア(飽)キ満ちる』や

『草木の葉がアカ(紅)クなる』

など諸説あるそうです。


もうじき新米や新蕎麦も出始めますし、

東沢大橋や尾白渓谷などの紅葉も楽しみですね。


是非、語源のままの秋を見つけにお越しください。
(紅葉情報は北杜市ホームページの観光情報からご覧頂けます)


◆10月の休館日についてのお知らせです。

4日(月)、12日(火)、18日(月)

25日(月)、29日(金)は 休館致します。
※体育の日の11日(月)は開館いたします。




◆10月9日 浅川兄弟講座

 「浅川兄弟がいた甲府を歩く」

お申込も引続き受付中ですので、

参加ご予定の方は

資料館(0551-42-1447)までご連絡下さい。