【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2026年3月25日水曜日

甲陵中3年生による演劇『種を蒔く人〜浅川巧』韓国外交部長官賞をいただきました

2025年10月28日に浅川兄弟資料館の前庭に建設された碑閣『露山閣』の竣工式が行われました。

その記念として、北杜市立甲陵中学校3年生による演劇が行われ、ご観覧くださった駐横浜大韓民国総領事館の南相圭(ナム・サンギュ)副総領事が感銘し、韓国本国へ『韓国外交部長官賞』への推薦をしてくださり、受賞することになりました。

↑2025年10月28日の上演の様子

↑出演者や関わったの3年生の皆さん

2026年2月27日、総領事館関係者の方々がご来校くださり、

受賞の伝達授与式が甲陵中学校で行われました。

↑南相圭副総領事(左)と甲陵中学校・古屋啓一校長(右)


↑南副総領事より花束・記念品の贈呈



〜南副総領事からのご挨拶〜
「昨年10月にこの演劇を観て感激し、韓国外交部長官賞へ推薦しました。
浅川巧さんは韓国の山と民芸を愛し、韓国人の心の中に残っている素晴らしい方です。
国交正常化60周年の記念の年に、演劇を通じて韓国を理解する浅川巧先生の心を感じることができました。
過去に不幸な時代がありましたが、外交は将来がなければ意味がありません。
巧さんを通じて韓国を好きになり、仲良くできる関係性を築くために、これからの60年を担う、中学生の皆さんは明るい時代につなげていくことを期待します」


↑甲陵中学校3年生全員も一緒に

演劇「種蒔く人〜浅川巧」は古屋啓一校長が2011年、当館も協力させていただき、脚本を完成させたものです。初演は2011年、その後同年7月、翌年2012年と続きました。


〜10月28日上演した生徒さんの言葉〜
「私達は何回か練習を重ねる中で、巧さんについて良く調べようと思い、様々な本を読みました。すると朝鮮を見下すような日本人が多かった時代に、巧さんは朝鮮の人々を自分と対等に見て、尊重したことを知り、それはとても勇気のいる大きなチャレンジだったと思います。それを知ったことで劇に対する取り組みも、より有意義なものになりました。この劇を通じて浅川巧さんの素晴らしさを伝えていきたいと思います」

〜古屋校長の言葉より〜
学園祭などでの上演を含め、今回で7度目の上演となりました。

今まで演じた生徒たちは「世界平和」「人権擁護」「優しさと信念の強さ」など多くのことを学びました。
甲陵中学校では、今後も様々なことを心に受け止めること、またそれを広く発信することで、少しでも日韓友好を含めた平和な社会創生とそれを創る個々の成長を促していきたいと考えています。



以上、古屋校長はじめ生徒さんたちのご尽力が報われ、
名誉ある賞を受賞され、おめでとうございます。

地元出身の浅川兄弟から世界を読み取る一つの視座に
なってくれるこの演劇は北杜市の財産です。
今後もずっと甲陵中学校で引き継がれることを願っております。


2026年3月11日水曜日

2026年3・4・5月の休館日カレンダー

 

◀3月の休館日▶

2(月) 3(火)  9(月) 10(火) 16(月) 17(火) 

23(月) 24(火) 30(月) 31(火)


◀4月の休館日▶

6(月) 7(火) 13(月) 14(火) 

20(月) 21(火) 27(月) 28(火) 30(木)


◀5月の休館日▶

7(木) 8(金) 11(月) 12(火) 

18(月) 19(火) 25(月) 26(火) 29(金)



2026年2月5日木曜日

ほくと再発見 小宮山琢二氏 についての講座があります

ほくと先人講座のお知らせ

「熱見村村長などをしていた小宮山貢と浅川巧の姉である栄(さかえ)との間に生まれ、中小工業の経営論で画期的な成果を出すも34歳という若さで亡くなった経済学者・小宮山琢二の生涯と功績を学びます」


<日時>3月7日(土)15:00〜16:30  

<会場>浅川伯教・巧兄弟資料館 2階 視聴覚室

<講師>中京大学経営学部名誉教授 寺岡 寛(ひろし) 氏

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お申し込みは先着順。定員30名

2月7日から3月5日まで お電話で 浅川伯教・巧兄弟資料館まで

0551−42−1447 (開館日 10:00〜17:00)

休館日は1つ前のカレンダーをご覧ください

ある日のこと、、、寺岡教授からのお電話から始まりました。

ご自身のご研究において、今も理論が重要とされている小宮山琢二という経済学者が戦前戦中に活躍していたが、今の北杜市出身らしいので、詳しい情報の所在のお問い合わせがありました。

調査をしていくうちに、浅川兄弟の真ん中の栄さんの息子さんであることがわかり、それを見つけた学芸員は大変驚きました。つまり浅川兄弟の甥っ子です。

 栄さん家族は東京麹町に引っ越していたので、北杜市にも情報があまりありませんでしたので、調査も難航していたところでした。

浅川巧の日記には朝鮮から一時帰国する際には、麹町の栄さん宅に立ち寄っていたようで、名前は出てきませんが、「麹町の子どもたち、皆元気」という記述があります。

その「皆」のなかに幼い琢二さんがいたのだと思うと、不思議な縁を感じます。

今回小宮山琢二さんを取り上げるのは初めてで、経済学の分野においても、貴重な機会となると思いますので、ぜひこの機会にご参加いただければと思います。

2025年12月7日日曜日

韓国文化院での記念展が始まりました

 駐日韓国文化院で12月4日より2026年1月20日まで当館との共同開催として「韓日国交正常化60周年記念展

『浅川兄弟の遺した道』〜朝鮮の自然と文化、そして人間を愛した伯教と巧〜」展が始まりました。

12月4日は会期初日のレセプションに出席いたしました

⬆浅川兄弟資料館、韓国文化院、北杜市役所、
浅川兄弟を偲ぶ会、日本民藝館の代表者と
河正雄さんによるオープニングテープカット



⬆当館学芸員による出品作品の説明


⬆当館所蔵品のなかでも最重要作品です
このアルバムの作成者は巧の親友であり最初の妻の弟である浅川政歳氏。
巧亡き後、偲びながら写真や手紙を集め作成したアルバムの全ページ画像集 
いかに大切な友、家族であったかがその悲しみとともに親愛の情がよく伝わります


⬆柳宗悦と木喰仏との出会いの架け橋は浅川巧でした
木喰作<不動明王立像>山梨県立博物館所蔵


12月4日から1月20日まで開催中です
(休館日) 日曜、祝日、年末年始
12月20日には講演会、1月10日は映画「道〜白磁の人」の上映会があります。
(どちらも事前申し込み必要)

詳しくは一つ前のブログ記事と韓国文化院のHPでお確かめください

多くの方にご参加いただけることを願っております


2025年11月14日金曜日

2025年12月4日より東京の韓国文化院で浅川兄弟展「浅川兄弟の遺した道」を共同開催いたします


今年2025年は日韓国交正常化60年となる節目の年です。日帝時代に朝鮮半島に渡り、立場や民族の違いを乗り越える生き方を示した兄弟の生涯を東京で韓国文化院の深いご理解とご協力のうえ、交流の証となるよう当館所蔵品を中心に出張展覧会を共同で開く運びになりました。

浅川兄弟を知っていただける機会となることを願っております

講演会と上映会もあります。ぜひこの機会にお越しください。

詳しくは 韓国文化院のHP

会期:12月4日 〜 2026年 1月20日 (休館:日・祝・年末年始)

会場:駐日韓国文化院 ギャラリーMI (1F) 東京・四谷


◀記念講演会▶ (要申込 締切 12月14日まで)

12月20日(土) 13:30〜16:00 (開場13:00) 

<第1部>「韓日交流の過去、現在、未来、浅川兄弟から学ぶもの」

     講師:早稲田大学文学学術院文化構想学部 教授 金敬黙

<第2部>「浅川巧からのメッセージ『自然法に帰せ」〜資料館での

      研究から視えてきたこと〜」

     講師:浅川伯教・巧兄弟資料館 元館長 澤谷 滋子

会場:韓国文化院 ハンマダンホール(2F)



◀記念映画上映会▶(要申込 締切 2026年1月4日まで)

2026年1月10日(土) 13:30〜16:00 (開場13:00)

「道 〜白磁の人〜」

会場:韓国文化院 ハンマダンホール(2F)


講演会、映画上映会には申込が必要です。募集人数各300名を超えた場合は抽選となります

駐日韓国文化院ホームページの応募コーナーよりお申し込みください(会員登録必要)

お申し込み方法 詳しくはこちら

2025年11月12日水曜日

碑閣 「露山閣」 が寄贈され、感謝の竣工式を行いました

日韓国交正常化60周年を記念して、財団法人韓国庭園遺産振興院理事長・朴敬澈(パク・キョンチョル)様から北杜市に碑閣が寄贈されました。

日韓友好の架け橋となった浅川伯教・巧兄弟の生涯や精神に感動するとともに、浅川兄弟の顕彰を通じて日韓友好に尽力されてきた河正雄(ハ・ジョンウン)様の生き様に感銘を受けた朴様から、河様が2021年に寄贈した浅川兄弟顕彰碑に韓国伝統的建物の上屋(碑閣)を寄贈建立したいとのお申し出があり、本市では、浅川伯教・巧兄弟記念公園の価値をさらに高め、兄弟の顕彰に大きく貢献できることから、受領することになりました。

受領するにあたり、北杜市では2025年7月に基礎工事をを行いました。柱や梁などの木材、礎石などは韓国において事前に加工され、瓦とともに横浜港到着後、当館まで運ばれました。

2025年10月10日には韓国からの職人さんたちが到着し、翌11日より17日まで伝統手法による組立工事や屋根瓦工事が行われ、完成しました。

高麗期末から李氏朝鮮初頭の建築様式が取り入れられたこの碑閣は大木匠(韓国国家無形文化財保有者)李廣福(イ・カンポ)様ほか、申光熙様、朴喆様、李成周様の韓国名工により建築されました。

この碑閣は大木匠・李廣福様により、顕彰碑に刻まれた河さん命名の「露堂々」(ろどうどう)の「露」と、山梨の「山」の文字から「露山閣」と名付けられました。

1年後にはまた韓国から伝統名工による韓国伝統彩色がなされる予定です。

10月28日には再び、北杜市主催の竣工式にご参加くださるため朴敬澈様、ご夫人の安宥宣様、大木匠:李廣福様、伝統文化大学校名誉教授:張憲徳様ら4名がいらっしゃいました。






式の後、やまびこホールにて、甲陵中3年生によるオリジナル脚本による「種まく人 浅川巧」の上演があり、ハングルのプロンプターを使い、韓国からのお客様にも演劇を楽しんでいただきました。



韓国から碑閣が寄贈されました。その作業工程の記録です

 上記にあるように、韓国庭園遺産振興院理事長 朴敬澈 様より寄贈された碑閣は資材も職人さんたちも韓国からいらして伝統建築の技術による建設作業をしてくださいました。

その1週間の工程を画像をもってご紹介いたします。


⬇10月10日 たくさんの資材が横浜港から当館へ運ばれました


⬇韓国の瓦

⬇10月11日 とても大切な礎石の設置


⬇柱を丁寧にカンナで削る

⬇10月12日 柱を立てて梁をわたす作業



⬇梁の天井部分に韓日国交正常化60周年記念、
河正雄様への敬意の言葉を墨で奉納

⬇屋根葺き始まる

⬇10月14日 瓦を一枚一枚瓦専門の職人さんが手際よくのせています

⬇日本では城や寺に見られる本瓦葺きと特徴が似ています

⬇10月17日 最後に白いセメントで瓦にお化粧します



⬇釘を使わない組み込み式

⬇軒丸瓦の蜘蛛の意匠。韓国では子孫繁栄を表す吉祥模様。

⬇完成! 来年、韓国の伝統彩色が施されます

⬇10月28日 竣工式のため再来館された李廣福様(韓国国家無形文化財保有者)
により、「露山閣」と命名されました


★日韓交流・理解のシンボルになるよう祈念します