【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2025年5月31日土曜日

浅川伯教・巧兄弟を偲ぶ会から総会6月8日(日)へのおさそい

 浅川兄弟の出身地である北杜市には、有志の方々が創った「浅川伯教・巧兄弟を偲ぶ会」があり、県内外の多くの会員の方々に支えられながら、兄弟を顕彰し偲び続ける活動を長年されています。

毎年6月に会員の方々向けの総会があり、第1部は事業報告やご挨拶、第2部は講演とアトラクションがあります。

今年は総領事の講演や、なかなか聴く機会のないカヤグムの演奏もあるので、会員でなくとも、どなたでも参加可能なので、是非お越しくださいとのことです。

下記は予定時間なのですが、どの時間からも参加可能とのことです。

日時:6月8日(日)  13:30から

場所:やまびこホール (浅川兄弟資料館・たかね図書館のとなり)

予定

<第1部>

1 開会のあいさつ 13:30〜

2 会長のあいさつ 

3 議事  事業報告、計画など

4 来賓紹介

5 来賓祝辞

6 閉会

<第2部> 14:10〜

記念講演 講師:駐横浜大韓民国総領事 金 玉彩(キム・オクチェ)

『韓日古代交流史の理解と真の歴史和解〜百済 武寧王の生涯から]  


<第3部> 15:40〜

韓国伽耶琴(カヤグム)の演奏  チェロとの合奏曲もあり

文 良淑(ムン・ヤンスク) 李 有眞(イ・ユジン)  

関口 将史(せきぐち・まさぶみ)<チェロ>

演奏者の紹介

文 良淑 (ムン・ヤンスク)

韓国立国楽管弦楽団伽耶琴首席 

韓国中央大学校管楽科卒業、同大学院終了。ソウル大学校講師、文良淑伽耶琴アンサンブル音楽監督として活動し、多彩な舞台に参加。2013年文化観光部長官賞、韓国作曲賞大賞作品の初演など、受賞歴も豊富で、独自の音楽スタイルを築いていると高く評価されている。


李 有眞 (イ・ユジン)

韓国立国楽管弦楽団打楽器副首席 

中央大学校韓国音楽学科卒業 ソウル市無形遺産パンソリ鼓法履修者 韓国洋琴協会会員 ソウル藝術大学、国立伝統藝術高校講師


関口 将史 (せきぐち まさぶみ)  チェロ奏者   カヤグムとの合奏曲あり

3歳からチェロを始める。都立芸術高校音楽科、東京藝術大学器楽科を卒業。スタジオワーク、様々なアーティストのサポート演奏から自身の主宰するプロジェクト運営まで幅広く音楽演奏を展開するチェロ奏者。

石川さゆりバンド、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール、Pome Shih Tzu(ポメシーズ)メンバー

2022年9月に自身初となるオリジナルアルバム「此の呼吸」発売                                                 

(敬称略)

2025年5月6日火曜日

2025年 5・6・7月の休館日

 


<5月の休館日>
7(水) 8(木) 12(月) 13(火) 19(月) 20(火) 26(月) 27(火) 30(金)

<6月の休館日>
2(月) 3(火) 9(月) 10(火) 16(月) 17(火) 23(月) 24(火) 27(金) 30(月)

<7月の休館日>
1(火) 7(月) 8(火) 14(月) 15(火) 22(火) 23(水) 28(月) 29(火)


2025年4月9日水曜日

JRでお越しのお客様へ 市民バスの時刻表

  市民バスの時刻表は令和7年度も前年とは変更はありません。

最寄りの駅は「長坂駅」ですが、バスは「日野春駅」、急行などもとまる「小淵沢駅」も通る路線もあります。

「長坂駅」前には通常ですとタクシーは2,3台待機しています。

約10分で1500円~2000円くらいです。

最寄りのバス停は「高根総合支所」で当館まで歩いて5~10分です。


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 訂正:上段の17:22発 日野春駅17:56着は

1号車レッドラインではなく0号車イエローラインの誤りです

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最寄りのバス停「高根総合支所」高根総合支所から当館までは

徒歩5~10分です 

県道に出ないで改善センターの前を通れば近道になります

当館・高根支所周辺地図はこちら

googleのブログ

2025年3月7日金曜日

2025年 3月、4月、5月の休館日カレンダー

 


<3月の休館日>

3日(月) 4日(火) 10(月) 11(火) 17(月) 18(火) 

21(金) 24(月) 25(火) 28(金) 31(月)
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<4月の休館日>

1(火) 7(月) 8(火) 14(月) 15(火)  

21(月) 22(火) 28(月) 30(水)
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<5月の休館日>

7(水) 8(木) 12(月) 13(火) 

19(月) 20(火) 26(月) 27(火) 30(金)

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2025年2月13日木曜日

『韓日国交正常化60周年を支える会』に参加して

 

2025年2月7日(金)に駐日本大韓民国大使館で行われた日韓国交正常化60周年を祝う式典に、光栄にも浅川伯教・巧兄弟資料館館長としてご招待を戴き、参加させていただきました。

朴喆熙(パク・チョルヒ)韓国大使は、昨年の11月に山梨県に来訪し、長崎幸太郎山梨県知事と面会し、その後に当資料館を見学して戴く予定になっていたのですが、日程上の関係でご来館が実現できなかったこともあり、この度のご招待を頂戴したことで、歴史的な記念式典の場に立ち会わせて戴くことが出来ました。

200人の招待者によって行われた式典には、国会議員の各党派の党首や日韓交流に熱心に取り組んでいる多くの名士や関係者が参加して60周年を祝い、日韓両国の交流と発展を誓う有意義な式典でした。




まず、朴喆熙韓国大使の歓迎の辞では「年間1200万人の日韓交流が行われている時代を迎えており、若者が多様な文化を受け入れている現在、ゆるぎない、後戻りしない日韓関係を築くためには、双方の努力と改善とステップアップが必要である」と述べられました。

朴喆熙韓国大使


祝辞では、額賀福志郎衆議院議長から「竹下登総理大臣時代に日韓議員連盟会長に任命されて10年間務めたが、日韓がアジアのリーダーとして開かれた責任と使命として先頭に立つべきである」

中谷元防衛大臣からは「日韓は安全保障の重要な戦略パートナーであり、米国と緊密な連携のもとに東アジア全体の平和のために努めることが重要である」と述べています。

また、岩屋毅外務大臣(アメリカのトランプ大統領との会談の為に渡米中)及び趙兌烈(チョ・テヨル)大韓民国外交部長官は、ビデオメッセージでご挨拶しています。

そしてそのあとには、朴喆熙大使と船橋洋一(国際文化会館グローバル・カウンシルチェアマン)氏の対談や東京芸術大学の学生による弦楽四重奏や日韓の書道家による「書芸」も披露されました。


朴喆熙韓国大使(右) と 比奈田(左)

2015年の「日韓国交正常化50周年」においては、朝鮮日報と韓国立博物館が浅川巧を「ミラクルコリア世界の70人」の一人として選出して下さいました。

あれから10年が経過し、あらためて浅川伯教・巧兄弟の無私・無欲による崇高な道徳心の精神を伝えていくことで、日韓の友好親善に努めてまいります。

皆様のご来館をお待ちしております。

           浅川伯教・巧兄弟資料館館長 比奈田善彦  2025年 2月 9日





2024年11月2日土曜日

11月20日は県民の日。無料です

 11月20日(水)は山梨県の県民の日です。

そのため浅川伯教・巧兄弟資料館の観覧料はどなたでも無料になります。

ぜひこの機会にお越しください。


2024年10月25日金曜日

「浅川ウォーク」を開催しました

 北杜市政20周年の記念事業として浅川兄弟のゆかりの地を歩く『浅川ウォーク』が10月19日(土)に開催されました。

県内外の13名の参加者とともに、浅川伯教・巧兄弟の生誕地や墓所などを巡る4.7kmを2時間40分をかけて歩きました。

9時に資料館を出発し、まずは五町田にある兄弟の生誕地跡と近くにある農村公園入口に平成3年に建立された『浅川伯教・巧兄弟生誕の記念碑』を見に行き、兄弟が育ちながら見ただろう景色を少しでも共有していただけたらと思いました。

その記念碑の裏面には伯教の句『秋雨の漏りのかなしき庵なれど 空も我がもの海も我がもの』(読み::あきさめのもりの さびしきいおなれど そらもわがもの うみもわがもの)が刻まれています。

歌意としては「1949年に長女のいる千葉県黒砂に転居し、雨漏りしそうな家だが、自分の家をもてたことで、大きな空も広い海もすべて自分のもののように感じる」という心情を詠んだもの


つづいて五町田共同墓地内には父親 如作の墓とそのとなりに建立した十字架が刻まれた浅川家墓石側面にも伯教の句が刻まれています。

『夜も寿から 遠く思えば 虫しくれ』 歌意は「一晩中寝見れなくて、はるか遠い故郷のことを思い起こしていると、多くの虫の音がまるでしぐれのように、心に響いてくるようだ」です。

墓石の横には昭和52(1977)年春彼岸に浅川家親族一同によって建てられた墓誌には、巧や先妻 みつえ(1921年没)の名とともに母 けい(1937年没)、妻 咲(1976年10月没)と長女 園絵(1976年11月没)の名前も刻まれています。巧の戒名は文徳院天巧道智居士。


つぎに墓地の隣りにある熱田神社境内にある浅川兄弟の祖父である蕪庵六世・四友の句碑があります。

それは『不断聞く 聲は離れて 初烏』 (歌意:元旦にはいつも聞く烏の声も清々しく聞こえる)と刻まれています。



さらに浅川兄弟の曽祖父である小尾兵之進は蕪庵三世の守彦であり、ここにある墓石と句碑は県の文化財となっており、今でも子孫の方により、きれいに守られています。

その後、浅川家の菩提寺である泉龍寺を拝観してから資料館へ戻り、展示室をご自由にゆっくり見学していただきました。

当日は雨の天気予報にかかわらず、午前中は晴れて、ウォーキングには最適でした。

今回のウォークで浅川兄弟が確かに暮らしていたその息遣いを少しでも感じ取っていただけたのであれば幸いです。

ご参加くださった方、ありがとうございました。


このように浅川兄弟の祖父、曽祖父とも蕪庵という俳諧結社の指導者、代表者であり、その血統を受け継いだかのように伯教も時を超えて心に響くたくさんの句を詠んでいます。

伯教の句をまとめ、考察した図録が当資料館で刊行し、販売しております

浅川伯教 『短歌 五○首抄』 600円 (税込)58ページ