生涯学習センター(たかね図書館と当資料館が入っている建物です)
ロビーに笹がお目見えしました。
毎年、たかね図書館の方々が設置してくださっています。
短冊もありますので、お星さまにお願いをしたためるもよし
今年下半期の抱負を掲げるもよし、是非ご利用下さい。
さて6月19日(土)、今年度2回目の浅川講座が開かれました。
講座名は『「巧の日記」を読む』。
浅川巧の日記を、
市内で朗読の活動をなさっている下條順子氏の朗読と、
当館学芸員の解説で読み解き、
その後参加者の皆さんとディスカッションをしました。
▲朗読中の下條先生
当日は飛び入り参加も含め、
20名を超える方々にお越し頂き大盛況でした。
熱心にメモを取る参加者の方もいらっしゃって
充実した時間になったのではないでしょうか。
講座の中で
「朝鮮民族美術館を設立するにあたり、
資金はどうやって集めたのですか」
との質問があがりましたので、
その回答をここでも少し述べたいとおもいます。
はじめ伯教や巧、また柳宗悦は自分のお金をつぎ込み、
古物商で美術品を購入していました。
その後、柳が雑誌「白樺」にて資金呼びかけを行ったほか
柳の妻で声楽家の兼子が開いた音楽会の
収益を美術館設立にあてました。
朝鮮民族美術館設立には、
家族の理解と協力が欠かせないものでした。
かつて朝鮮民族美術館のあった景福宮緝敬堂。
現在は補修され、見学することもできます。
ソウルにご旅行の際には、
足を運んでみてはいかがでしょうか。
今回は1月分を読み解きましたが、
続きは7月17日の講座で行います。
参加ご希望の方は資料館までご連絡ください。