浅川兄弟が設立した「朝鮮民族美術館」の実態に迫る展示
2019年1月5日より常設展示の一部をリニューアルしました!
京城(現在の大韓民国ソウル特別市)の景福宮に、浅川巧は友人柳宗悦、兄伯教と共に「朝鮮民族美術館」を設立しました。1925年(大正14年)のことです。
日本統治下の朝鮮半島で「民族」の言葉を敢えて入れた美術館の設立で浅川兄弟は何を伝えたかったのか。
巧たちが展示した朝鮮白磁(複製)や工芸品を当館の調査研究に基づいて収集し、展示を通して北杜に生まれた浅川伯教・巧の考え方を探ります。
浅川伯教が1920年代に朝鮮半島の窯跡から実際に蒐集した陶片約300片の一部も初公開しています。現在では入手不可能な北朝鮮の窯跡の陶片も含まれています。