駐日韓国文化院で12月4日より2026年1月20日まで当館との共同開催として「韓日国交正常化60周年記念展
『浅川兄弟の遺した道』〜朝鮮の自然と文化、そして人間を愛した伯教と巧〜」展が始まりました。
12月4日は会期初日のレセプションに出席いたしました
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駐日韓国文化院で12月4日より2026年1月20日まで当館との共同開催として「韓日国交正常化60周年記念展
『浅川兄弟の遺した道』〜朝鮮の自然と文化、そして人間を愛した伯教と巧〜」展が始まりました。
12月4日は会期初日のレセプションに出席いたしました
今年2025年は日韓国交正常化60年となる節目の年です。日帝時代に朝鮮半島に渡り、立場や民族の違いを乗り越える生き方を示した兄弟の生涯を東京で韓国文化院の深いご理解とご協力のうえ、交流の証となるよう当館所蔵品を中心に出張展覧会を共同で開く運びになりました。
浅川兄弟を知っていただける機会となることを願っております
講演会と上映会もあります。ぜひこの機会にお越しください。
詳しくは 韓国文化院のHP
会期:12月4日 〜 2026年 1月20日 (休館:日・祝・年末年始)
会場:駐日韓国文化院 ギャラリーMI (1F) 東京・四谷
◀記念講演会▶ (要申込 締切 12月14日まで)
12月20日(土) 13:30〜16:00 (開場13:00)
<第1部>「韓日交流の過去、現在、未来、浅川兄弟から学ぶもの」
講師:早稲田大学文学学術院文化構想学部 教授 金敬黙
<第2部>「浅川巧からのメッセージ『自然法に帰せ」〜資料館での
研究から視えてきたこと〜」
講師:浅川伯教・巧兄弟資料館 元館長 澤谷 滋子
会場:韓国文化院 ハンマダンホール(2F)
◀記念映画上映会▶(要申込 締切 2026年1月4日まで)
2026年1月10日(土) 13:30〜16:00 (開場13:00)
「道 〜白磁の人〜」
会場:韓国文化院 ハンマダンホール(2F)
駐日韓国文化院ホームページの応募コーナーよりお申し込みください(会員登録必要)
お申し込み方法 詳しくはこちら
日韓国交正常化60周年を記念して、財団法人韓国庭園遺産振興院理事長・朴敬澈(パク・キョンチョル)様から北杜市に碑閣が寄贈されました。
日韓友好の架け橋となった浅川伯教・巧兄弟の生涯や精神に感動するとともに、浅川兄弟の顕彰を通じて日韓友好に尽力されてきた河正雄(ハ・ジョンウン)様の生き様に感銘を受けた朴様から、河様が2021年に寄贈した浅川兄弟顕彰碑に韓国伝統的建物の上屋(碑閣)を寄贈建立したいとのお申し出があり、本市では、浅川伯教・巧兄弟記念公園の価値をさらに高め、兄弟の顕彰に大きく貢献できることから、受領することになりました。
受領するにあたり、北杜市では2025年7月に基礎工事をを行いました。柱や梁などの木材、礎石などは韓国において事前に加工され、瓦とともに横浜港到着後、当館まで運ばれました。
2025年10月10日には韓国からの職人さんたちが到着し、翌11日より17日まで伝統手法による組立工事や屋根瓦工事が行われ、完成しました。
高麗期末から李氏朝鮮初頭の建築様式が取り入れられたこの碑閣は大木匠(韓国国家無形文化財保有者)李廣福(イ・カンポ)様ほか、申光熙様、朴成喆様、李成周様の韓国名工により建築されました。
この碑閣は大木匠・李廣福様により、顕彰碑に刻まれた河さん命名の「露堂々」(ろどうどう)の「露」と、山梨の「山」の文字から「露山閣」と名付けられました。
1年後にはまた韓国から伝統名工による韓国伝統彩色がなされる予定です。
10月28日には再び、北杜市主催の竣工式にご参加くださるため朴敬澈様、ご夫人の安宥宣様、大木匠:李廣福様、伝統文化大学校名誉教授:張憲徳様ら4名がいらっしゃいました。
上記にあるように、韓国庭園遺産振興院理事長 朴敬澈 様より寄贈された碑閣は資材も職人さんたちも韓国からいらして伝統建築の技術による建設作業をしてくださいました。
その1週間の工程を画像をもってご紹介いたします。
⬇10月10日 たくさんの資材が横浜港から当館へ運ばれました
★日韓交流・理解のシンボルになるよう祈念します
◀2025年11月の休館日▶
4(火) 5(水) 10(月) 11(火) 17(月) 18(火) 25(火) 26(水) 28(金)
◀2025年12月の休館日▶
1(月) 2(火) 8(月) 9(火) 15(月) 16(火) 22(月) 23(火) 26(金)
28(日) 29(月) 30(火) 31(水)
◀2026 年1月の休館日▶
1(木) 2(金) 3(土) 4(日) 5(月) 6(火) 11(日) 13(火) 14(水)
19(月) 20(火) 26(月) 27(火) 30(金)
山梨県と姉妹友好締結している忠清北道にある韓国の国立清州博物館(清州市)において
日韓国交正常化60年を迎える今年、9月4日より
『富士山に登る、山梨』という交流展示による特別展が始まりました。
日本の重要文化財や山梨県文化財、山梨県博物館所蔵の文化財など計100点ほどが展示され、そのほかに当館の大切な浅川伯教・巧兄弟ゆかりの重要所蔵品も海を渡って、里帰り展示されています。
清州博物館の方が展示風景の画像を送ってくださいました。
山梨県と忠清北道は1992年より姉妹友好締結を結んでおり、相互の歴史・文化を理解し合い両国の文化交流の架け橋としての役割を担うため山梨県立博物館と清州博物館とは学術交流協定も結んでおります。
2027年には清州博物館が所蔵する韓国文化遺産が山梨県立博物館で展示される予定です。
浅川兄弟の出身地である北杜市には、有志の方々が創った「浅川伯教・巧兄弟を偲ぶ会」があり、県内外の多くの会員の方々に支えられながら、兄弟を顕彰し偲び続ける活動を長年されています。
毎年6月に会員の方々向けの総会があり、第1部は事業報告やご挨拶、第2部は講演とアトラクションがあります。
今年は総領事の講演や、なかなか聴く機会のないカヤグムの演奏もあるので、会員でなくとも、どなたでも参加可能なので、是非お越しくださいとのことです。
下記は予定時間なのですが、どの時間からも参加可能とのことです。
日時:6月8日(日) 13:30から
場所:やまびこホール (浅川兄弟資料館・たかね図書館のとなり)
予定
<第1部>
1 開会のあいさつ 13:30〜
2 会長のあいさつ
3 議事 事業報告、計画など
4 来賓紹介
5 来賓祝辞
6 閉会
<第2部> 14:10〜
記念講演 講師:駐横浜大韓民国総領事 金 玉彩(キム・オクチェ)
『韓日古代交流史の理解と真の歴史和解〜百済 武寧王の生涯から]
<第3部> 15:40〜
韓国伽耶琴(カヤグム)の演奏 チェロとの合奏曲もあり
文 良淑(ムン・ヤンスク) 李 有眞(イ・ユジン)
関口 将史(せきぐち・まさぶみ)<チェロ>
演奏者の紹介
文 良淑 (ムン・ヤンスク)
韓国立国楽管弦楽団伽耶琴首席
韓国中央大学校管楽科卒業、同大学院終了。ソウル大学校講師、文良淑伽耶琴アンサンブル音楽監督として活動し、多彩な舞台に参加。2013年文化観光部長官賞、韓国作曲賞大賞作品の初演など、受賞歴も豊富で、独自の音楽スタイルを築いていると高く評価されている。
李 有眞 (イ・ユジン)
韓国立国楽管弦楽団打楽器副首席
中央大学校韓国音楽学科卒業 ソウル市無形遺産パンソリ鼓法履修者 韓国洋琴協会会員 ソウル藝術大学、国立伝統藝術高校講師
関口 将史 (せきぐち まさぶみ) チェロ奏者 カヤグムとの合奏曲あり
3歳からチェロを始める。都立芸術高校音楽科、東京藝術大学器楽科を卒業。スタジオワーク、様々なアーティストのサポート演奏から自身の主宰するプロジェクト運営まで幅広く音楽演奏を展開するチェロ奏者。
石川さゆりバンド、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール、Pome Shih Tzu(ポメシーズ)メンバー
2022年9月に自身初となるオリジナルアルバム「此の呼吸」発売
(敬称略)
市民バスの時刻表は令和7年度も前年とは変更はありません。
最寄りの駅は「長坂駅」ですが、バスは「日野春駅」、急行などもとまる「小淵沢駅」も通る路線もあります。
「長坂駅」前には通常ですとタクシーは2,3台待機しています。
約10分で1500円~2000円くらいです。
最寄りのバス停は「高根総合支所」で当館まで歩いて5~10分です。
1号車レッドラインではなく0号車イエローラインの誤りです
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最寄りのバス停「高根総合支所」高根総合支所から当館までは
徒歩5~10分です
県道に出ないで改善センターの前を通れば近道になります
当館・高根支所周辺地図はこちら
2025年2月7日(金)に駐日本大韓民国大使館で行われた日韓国交正常化60周年を祝う式典に、光栄にも浅川伯教・巧兄弟資料館館長としてご招待を戴き、参加させていただきました。
朴喆熙(パク・チョルヒ)韓国大使は、昨年の11月に山梨県に来訪し、長崎幸太郎山梨県知事と面会し、その後に当資料館を見学して戴く予定になっていたのですが、日程上の関係でご来館が実現できなかったこともあり、この度のご招待を頂戴したことで、歴史的な記念式典の場に立ち会わせて戴くことが出来ました。
200人の招待者によって行われた式典には、国会議員の各党派の党首や日韓交流に熱心に取り組んでいる多くの名士や関係者が参加して60周年を祝い、日韓両国の交流と発展を誓う有意義な式典でした。
まず、朴喆熙韓国大使の歓迎の辞では「年間1200万人の日韓交流が行われている時代を迎えており、若者が多様な文化を受け入れている現在、ゆるぎない、後戻りしない日韓関係を築くためには、双方の努力と改善とステップアップが必要である」と述べられました。
祝辞では、額賀福志郎衆議院議長から「竹下登総理大臣時代に日韓議員連盟会長に任命されて10年間務めたが、日韓がアジアのリーダーとして開かれた責任と使命として先頭に立つべきである」
中谷元防衛大臣からは「日韓は安全保障の重要な戦略パートナーであり、米国と緊密な連携のもとに東アジア全体の平和のために努めることが重要である」と述べています。
また、岩屋毅外務大臣(アメリカのトランプ大統領との会談の為に渡米中)及び趙兌烈(チョ・テヨル)大韓民国外交部長官は、ビデオメッセージでご挨拶しています。
そしてそのあとには、朴喆熙大使と船橋洋一(国際文化会館グローバル・カウンシルチェアマン)氏の対談や東京芸術大学の学生による弦楽四重奏や日韓の書道家による「書芸」も披露されました。
2015年の「日韓国交正常化50周年」においては、朝鮮日報と韓国立博物館が浅川巧を「ミラクルコリア世界の70人」の一人として選出して下さいました。
あれから10年が経過し、あらためて浅川伯教・巧兄弟の無私・無欲による崇高な道徳心の精神を伝えていくことで、日韓の友好親善に努めてまいります。
皆様のご来館をお待ちしております。
浅川伯教・巧兄弟資料館館長 比奈田善彦 2025年 2月 9日