北杜市の資料館

2010年1月5日火曜日

展示品紹介④ 伯教の色紙 「春」

伯教は壷の絵をたくさん描いています。

資料館に現在展示されているだけでも、
色紙や掛軸、屏風など8点。


ご家族の証言によると、
家にいる時はいつも壷の絵ばかり書いていて、
食事中でも宙に手で描いていたほどだとか。

この絵のような形の壷が好きだったのでしょうか、
柄違いが何点もあります。

安倍能成によると「理想家」だったという伯教。

案外、いまだ出会っていない「理想の壷」を
追い求めていたのかもしれません。


作陶もした伯教ですが、
作った陶器の大半は茶碗だといいます。

1 件のコメント:

  1. 資料館の掛け軸「壺中に天地あり」は
    小生のおじいさんが伯教さんから
    いただいたものです。

    伯教さんは、おじいさんが準訓導として
    富里小学に勤めていた時の先輩にあたる
    そうです。

    その後に伯教さんと巧さんは朝鮮にわたるのですが、うちのおじいさんも朝鮮に行きたかったそうです。時代背景もあるんでしょうが、昔の人は志があったんですねえ。

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